志望動機を作成する重要なポイント
志望動機は、面接官に自分の熱意や適性を伝えるための手段です。また、自分がなぜこの道を選んだのか、どんな看護師になりたいのかを明確にするプロセスでもあります。
まずは自分がなぜ看護師になりたいと思ったのか、きっかけを振り返ってみましょう。例えば、身近な人が病気やケガをした際、看護師の支えがあったことから、この仕事を魅力に感じるケースがあります。あるいは、テレビドラマや映画、書籍などで看護師の仕事に触れ、影響を受けた人もいるでしょう。自分にとっての「なぜ」を深掘りすると、より説得力のある志望動機が見えてくるはずです。
そして、どのような看護師になりたいのか具体的なビジョンも持ちましょう。子どもが好きで小児看護に関わりたい、緊急医療に興味があり救急看護師を目指すなど、専門分野について考えることも方法の一つです。中には、患者一人ひとりに寄り添い心のケアもできる看護師を目指す人もいるでしょう。自分が目指す看護師像について明確にすることで、勉強や実習を通じて目標に向かって努力できるようになります。看護師として働くうえで大切にしたい、価値観についても考えてみましょう。人と接する仕事なので、コミュニケーション力やチームワークを重視することが多いかもしれません。ですが、それ以外にも患者の尊厳を守る、正確な情報提供を心がけるといった看護師ならではの価値観もあります。自分が特に大切にしたいと思う価値観があれば、それを自分の志望動機に反映できるのです。